スタッフブログ十日町市で土地探しをするコツ
二代目 2022/07/20
新築住宅を建てる方の中には
当然土地探しから始める方も多くいます。
土地探しは早ければ1か月、
長ければ何年も良い土地が見つからずに
なかなか家を建てることができない
という場合もあります。
今回の内容はそんな土地探しで
どのようなポイントを注意して
見るべきなのかをお伝えします。
目次
そもそも土地って
どうやって探したらいいのか?
そこからお伝えします。
探し方①不動産会社
一番手っ取り早く土地を探すには、
不動産会社へ行くことです。
希望する条件を伝えば、
条件に合った土地をご紹介してくれます。
また不動産会社の場合、
ほとんどの土地は条件が付いていないため、
どこでも好きな工務店や
ハウスメーカーで建てることができる点は
大きなメリットです。
ただし、不動産会社の場合は
基本的に建築的なことは教えてくれません。
希望の土地にどんな家が建てれるか
ご自身で打合せ中の
建築会社の担当者へ
確認する必要がありますので
ご注意ください。
探し方②不動産が扱える建築会社
こちらも手っ取り早く
土地を探すことができます。
先ほどと違うのは、
不動産専門ではなく、
不動産が扱える建築会社ということです。
この場合「条件付きの土地」が
存在する場合があります。
この条件付きというのは、
土地を取り扱っている会社で
家を建てるなら売ることができますよ。
というものです。
その建築会社が気に入っているのであれば
なんの問題もありませんが、
他の建築会社で建てようと思っている場合は
選べる土地が限られてくるかもしれません。
しかし建築会社なので、
土地に対しての建築的な
アドバイスをしてくれることがメリットです。
探し方③自分で探す
一番時間がかかる方法ですが、
自分で探すという選択肢もあります。
使ってない畑や田んぼ、
さら地になっている土地を
見たことがあるかと思います。
ああいった土地の持ち主を
自分で探し交渉することもできます。
不動産に出ていない
土地を探すことができるので、
自分の気に入った土地を選ぶことができます。
ただし、持ち主がなかなか見つからない場合や、
売ってくれないといった
問題が発生る可能性があります。
また、不動産の売買には
資格が必要なため
不動産業者へ仲介に入ってもらう必要があります。
その際に仲介手数料が
発生しますのでご注意ください。
土地を探すのに大事なのは
希望の条件をしっかりと
明確にしておくことです。
特に重要な条件を3つお伝えします。
条件①どこに住みたいか
まず初めに考えることは、
どの地域に住みたいかです。
仕事関係・学校区などいろいろありますが、
十日町の町中に住みたいのか?
中里がいいのか?
中条がいいのか?
まずは地域をしっかりと絞っていきましょう。
条件②近隣条件
スーパーが近いほうがいい、
コンビニが近いほうがいい、
小学校が近いほうがいい、
車があまり通らないところがいい
などなど、
色々な近隣条件があります。
子育て世代のお客様で多いのは、
小学校が近いほうがいい
というお話をよく聞きます。
ご年配の方ですと
静かな土地のほうがいいと
いう方もいらっしゃいます。
近くにどんなものがあったほうがいいのかを
考えてみてください。
条件③土地優先?建物優先?
条件①と条件②を踏まえたうえで、
土地のほうが大事なのか、
建物のほうが大事なのかを
決める必要があります。
「この土地に建つ建物が欲しい」と
「この建物が建つ土地が欲しい」では
大きな違いがあります。
先行して土地を購入したが、
その土地では希望した家を建てることができなかった…。
なんてことがないように
担当の設計士とも
よく相談をしてから土地を購入してください。
土地を選ぶ際には
当然金額も重要になってきます。
土地の価格は
周辺の状況や大きさによって変わります。
また、隣り合っている土地でも
道路の向きや隣地の状況によって
価格は変わります。
例えば、50m程度しか離れていない土地でも、
1つは大通りに面している、
1つは細い道を入らなければいけない
という違いだけで
坪単価が数万円変わりますので、
土地の価格で考えれば数百万の差額になります。
ほんの少しの違いでしかありませんが、
その数百万が
自分にとって必要かどうかは
検討しなければいけませんね。
また、数年間ずっと売れ残っている土地は
金額を交渉できる可能性が十分にあります。
素直に「はいわかりました」というのではなく、
思い切って値段交渉してみてはいかがでしょうか。
私自身、お客様から
「この土地はどうですか?」と
ご相談を受けることは多々あります。
そういったときに
どんなところを見ているのかを
お伝えします。
注意点①冬場の雪対策
十日町でまず初めに考えることは
「冬場の雪の始末」です。
正面道路は消雪パイプなのか
タイヤ除雪なのか?
道路から奥まった土地ではないか?を
まず確認します。
その次に、ご希望の屋根の形状を確認します。
落雪式屋根がいいのか?
耐雪式屋根がいいのか?
融雪屋根にするのかで
必要な土地の大きさが変わります。
特に落雪式屋根の場合は注意が必要です。
雪が落ちるスペースを確保する
必要があります。
注意点②建築可能範囲
建築基準法には
「建蔽率(けんぺいりつ)」と
「容積率(ようせきりつ)」というものが
決められています。
要は、この土地には
これくらいの大きさの建物しか
建ててはダメですよと決められています。
その他にも、隣地から
どれだけ離れて建物を建ててください
なども決められていますし、
建物の高さも決められています。
こういった建築基準法上の条件をクリアして、
ご希望の家を建てることが
できるかどうかを判断しています。
注意点③電気と水道
土地によっては上下水道が
引き込まれていない土地があります。
もともと畑や田んぼだった土地などがそうですね。
この場合、上下水道を
引き込む必要がありますので
費用が発生します。
総予算に関係してくるので、
この確認は重要です。
電柱や電線にも注意が必要です。
土地の入り口の
ど真ん中に電柱が立っていたり、
土地の上空に電線が通っているのでは
建物を建てることができません。
その場合は電柱の移設や
電線の移設を依頼する必要がありますので、
こちらの確認も重要になります。
電柱や電線の移設に必要な費用は
ケースバイケースです。
注意点④日当たり
日当たりは
間取りや生活スタイルにも
大きくかかわってきます。
方角、近隣の建物等を考慮して
建物の配置や間取りを考えていきます。
日当たり1つで
冷暖房の光熱費の増減や
人間の健康状況などにも影響してきますので、
しっかりと検討することをおススメします。
ちなみに、日当たりは近隣条件がわかれば、
どこに日が当たって
どこが日陰になるのか求めることができます。
設計士を選ぶ際は
こういったことを
わかっている人がいいですね。
自然環境という点で
風向きも考えたりしますが、
現代の夏場は窓を開けて風を取り込むよりも
エアコンをつけて
家を冷やしているご家庭がほとんどかと思いますので、
そこまで重要視しなくてもいいのかと思います。
これから長い年月住み続ける土地探しは
非常に大事なことです。
慎重に選ぶのも当然です。
しかし冒頭でもお伝えした通り、
長い方は、数年たっても土地が決まらずに
家づくりをスタートすることが
できない方もたくさんいます。
土地は結婚と同じで
ご縁が大切とよく言うのですが、
いいと思って迷っていると
ほかの方に先に買われてしまうこともあります。
自分にとって必要な条件を書き出し、
絶対外せない条件以外で
5~7割程度が当てはまるようであれば
前向きに検討されてもいいのかと思います。
家づくりや土地探しは
慎重さも必要ですが、
多少の思い切りも大事になってきます。
土地探しで後悔がないようにしてくださいね。