スタッフブログ省エネ基準法の改正!2025年以降の家づくり

二代目 2022/05/25

省エネ基準法の改正!2025年以降の家づくり

みなさんこんにちは!
水落住建の水落雅士です。

今日は少し難しいお話ですが、
これから家づくりをお考えの方は
必ず見ていただきたい
内容になっています!

タイトルにも書きましたが、
今年の閣議決定で、
2025年に省エネ基準法の改正を
することが決まりました。

いったい何のこと?と
思われるかもしれませんが、

これ、すごく重要です!

そもそも省エネ基準法とは、
主にCO2排出量を削減するために
定められている法律です。

そして、今まで(2025年まで)の
省エネ基準法は
中規模・大規模の建物を
メインとした基準法になっていました。

中規模・大規模の建物は
省エネ基準法に基づいた計算を行い、
適合しなければ
建物を建てることが
できないようになっています。

しかし、小規模の建物…
いわゆる一般住宅には
出来たら省エネ住宅にしてくださいね!
という努力義務しかありません。

その内容を説明するための
説明義務はあるのですが、
省エネ基準法に適合しなくても、
一般住宅は建てることができるんです。

それが今回の決議決定により
2025年以降は小規模の建物でも、
省エネ基準法に適合していなければ
建ててはいけないことにしましょう!
ということが決まりました。

省エネ基準改正の概要としては
ざっくりとこんな感じです。

では、実際に
どのように変わる予定なのかを
ご説明します。
①省エネの数値を出すための計算
中規模・大規模の建物は
すでに全ての建物で
省エネ基準法に基づいた
計算を行っていますが、
2025年以降は
一般住宅でも計算が必要になります。

②断熱基準の適合
今現在、一般住宅の断熱性能は
どのようにしてもいいのですが、
2025年以降は
断熱性能の最低基準が定められます。
この基準を超えた住宅でなければ
家を建てることができません。

③一次消費エネルギー量削減率の基準

一次消費エネルギーといわれる
石油燃料等の削減率の基準も定められます。
この削減率を一定以上クリアしないと
建物を建てることができません。
①の計算をすることで
②と③の数値がわかるようになります。

大きくこの3つが
改正法案として挙げられています。

断熱基準の適合については、
断熱等級4以上(Ua値0.75以下)
とされています。

この数値は
すでにほとんどの建築会社で
クリアされているかと思いますが、
ごく一部ではまだ
クリアしていない会社もあるそうです。

高性能な断熱材や窓などが
今後は必須になります。

一次エネルギーというのは、
石油燃料や天然ガスなど、
加工をする前のエネルギーのことを言います。

電気などの加工されたエネルギーのことを
二次エネルギーといいます。

この一次エネルギーの消費を、
基準値の20%以上削減することが
建物に求められます。

どうすれば削減されるのかというと、
高効率の設備器具を
導入することが求められます。
(エコキュート・高効率ガス給湯器や
高性能エアコンなど)

これらを踏まえて、
建てる建物がどのように変わるのかというと…

価格を重視して性能を下げた住宅を
建てることができなくなるということです。

このブログを読んでいる方で
とにかく安くていいから家を建てたい!
とお考えの方は、
2025年までに検討されたほうが
いいかと思います。

2025年以降はほぼ間違いなく
建築費用が上がるからです。

ただし、高性能な
住宅を建てることになりますので、
普段の光熱費が安くなります。
それらを踏まえて、
今後の家づくりを
検討されるといいと思います。

水落住建では、
断熱等級4はすでに
標準仕様としています。

今後は断熱等級5以上を
目標とした商品も検討しております。

一次エネルギー消費量についても
ほとんどの家で
20%以上の削減率を実現していますが、
建築費用を抑えるために
灯油ボイラー等の設備器具を
採用している家では
削減率が15%~18%程度となっています。

省エネ計算もすでに導入していますので、
省エネ住宅にした場合と、
そうでない場合の
光熱費シュミレーションをすることも
可能です。

2025年までまだもう少しあるから…
なんて言っていると
あっという間に
時間が過ぎてしまいますので、
是非一度お気軽にお問い合わせください。

どちらの家のほうがお得なのかを
お伝えさせていただきます。

それでは、今日はこの辺で!

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