二代目ブログ【建築専門用語】耐雪屋根で気を付けること
2024/11/16 建築専門用語
【建築専門用語】耐雪屋根で気を付けること
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
ついに天気予報に
雪だるまマークが出ましたね。
まぁ…
天気予報を見る限りでは
その寒い日だけみたいですが
いよいよ本格的な冬に入るんだなと
実感が出てきますね。
今日の建築専門用語は
そんな雪にちなんで
耐雪屋根
について少し詳しくお話を
していきます。
改めて「耐雪屋根」とは
今や十日町では
かなりメジャーな屋根になったので
すでにご存じだとは思いますが
改めて耐雪屋根とは?
耐雪屋根とは?
耐雪屋根とは屋根に積もった雪を
こまめに除雪せずとも
耐えられる家にすること
ざっくりこんな感じですね。
基本的な基準としては
新雪3.0m
となっていますが
十日町市の補助金をもらう場合は
地域によって3.0m以上
必要になる場所もあるので
あらかじめ確認しておく必要があります。
新雪3.0mとは?
ここからが耐雪屋根で
気を付けなければならない所です。
まず最初にお伝えするのは
先ほども言った
新雪3.0m
です。
新雪3.0mということは
積もって重さが増した雪については
3.0mではないということです。
では積もった場合はどれくらいで
下ろさないといけないのか?
これについては
どのように計算されているかによって
変わるのですが
感覚的には
2m前後で下ろしてもらうと
良いのかなと思います。
地震のこともお忘れなく!
耐雪屋根で怖いのは
冬に地震が来た時です。
地震が発生した際に
建物の上が重ければ重いほど
倒壊の危険性は高くなります。
つまり
雪が大量に積もっている状態で
地震が来ると
倒壊の危険性が格段に高くなるのです。
なので耐雪屋根にする場合は
雪が積もった状態の重さで
地震力を計算する必要があるのです。
耐雪屋根の構造が大きくなるのは
それが理由ですね。
落雪防止フェンスは必須?
十日町市の補助金ページを見てみると
耐雪屋根の場合は
落雪防止フェンス(雪庇フェンス)を
2m以上の高さで取り付けることが
要件に書かれています。
玄関先などに
積もった雪が落ちてきてしまうと
危ないですからね。
しかしこの雪庇フェンス
補助金をもらわないのであれば
取り付けなくても大丈夫です。
つまり
お施主様の判断で
必要・不要を決めることが出来るのです。
予算を抑えたいときなどは
知っておくといいと思いますが…
さすがに危険カ所にはつけたほうがいいと思うので
最低限人が通るところくらいは
付けるようにしてくださいね。
まとめ
今日のブログは
耐雪屋根
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。
土地が狭かったり
住宅密集地の場合は
耐雪屋根にしなければならないことも
多々あります。
今後耐雪屋根を採用しようと
お考えであれば
今日のブログはぜひ覚えておいてくださいね。
ちなみに…
時々勘違いされている方で
木造で耐雪屋根は出来ないですよね?
という方がいらっしゃるのですが
そんなことはありません。
ちゃんと計算を行えば
木造で耐雪屋根は可能ですので
どうぞお気軽にご相談くださいね。
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それでは
また明日!