スタッフブログ換気扇の本当の役割とは?
お役立ち 2022/06/10
住宅のいろいろなところについている
「換気扇」ですが、
キッチン、お風呂、洗面室、
トイレに取り付けられている換気扇は、
匂いや湿気を外に出すために
取り付けられています。
では、
それ以外のお部屋についている
換気扇については、
役割が全く違うと言うことを
ご存知でしたでしょうか?
実は、換気については
「建築基準法」と言う法律で
しっかりと決められています。
建築基準法では
通常の一般住宅については
1時間に1回、
家全体の空気の半分を入れ替えるように
書いてあります。つまり、
2時間に1回家全体の空気を
丸々入れ替えないといけない
と言うことです。
しかし、窓を開けて換気をしても
実際どれだけの量が
換気されていると言うのは
なかなか把握することが出来ません。
その為に、計画的に換気が
出来るよう計算されて、
各部屋に給気口や
換気扇がつけられているわけです。
この法律は、建築材料に微量含まれている
「ホルムアルデヒド」と言う
有害物質によるアレルギー対策や、
「シックハウス症候群」と言われる、
家具などから飛散する
化学物質(使用されている接着剤等)による
アレルギー現象の対策とされています。
この換気量は
あくまでも建築基準法で定められている
最低限の基準です。
アレルギー体質の方や
小さいお子様はこういったものに
とても敏感に反応しますので、
稀にしっかりと換気扇を回していても
アレルギー反応が出る方もいらっしゃいます。
そういった場合は、
また別の対策が必要になりますので、
そういった方は
こちらのページをご覧ください。
https://mizuochi-jyuuken.jp/allergy
なので、朝起きたら窓が結露している、
北側の面の壁だけいつも湿っているなどの
湿気や結露対策としては、
建築基準法で定められている
換気量だけでは全く足りていません。
結露対策につきましては、
次回書いていきますので、
もし結露に悩まされている方がいましたら
次回も是非ご覧ください。