二代目ブログ【建築専門用語】手摺の高さ基準

2023/12/23

【建築専門用語】手摺の高さ基準

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

先日FBの知り合いから

過去のアメブロのブログを
読めるリンクがあると嬉しいなぁ

というお声をいただいたので

しばらくは冒頭に
過去のブログのリンクを貼るようにしますね!

過去のブログを読みたい方はコチラから

https://ameblo.jp/masashi-mizu

今日の建築専門用語は
手摺の高さについて
ピックアップしていきます。

高所に必要な手摺

手摺と言えば
歩行の補助のために使う
バリアフリーの用途
思い浮かべる方もいるかと思いますが


手摺には
高所から落ちないためにするための
落下防止用の用途

も含まれています。

このように
窓に付けられている手摺などが
代表的な例ですね。


その他にも
室内の吹き抜けなどでも
落下防止として
取り付けることもあります。

手摺の基準は?

以前のブログで

階段には手摺の設置が
法律的に決められています!

というようなことをお伝えしましたが…

落下防止の手摺に限っては
また別の法基準が定められています。



どのような基準が定められているのかと言いますと

・屋上広場又は2階以上の階にある
・バルコニーその他これに類するものの
・周囲には
・高さ1.1m以上の手すり壁等を設けなけばならない

という基準です。

ちなみにバルコニーその他これに類するものには

・バルコニー
・階段の踊り場に面した廊下
・吹き抜けに面した廊下

などが含まれています。

ようは


人が落ちそうなところには
1.1m以上の手摺等の
落下防止対策をしてくださいね!



ということです。

取り付ける必要がない建物も…

ここからは少し細かいお話になるのですが…


先ほど書いた
落下防止対策というのは
下記の建物にしか
適用されません。

商業施設等の特殊な建築物
階数が3以上である建物
窓がない部屋を有する階
延べ床面積が1,000m2を超える建物

これだけ見せられても

ん~…
なんのこっちゃ?どうゆこと?

と思うかもしれませんが
よーく見てください…。


この条件実は…


木造2階建ての一般住宅は


入っていないこと

がわかりますでしょうか。


つまり

日本で多く建てられている建物には
落下防止のための対策は
法律的に決められていない!

ということです。

2階建てであれば
ベランダや吹き抜けに
落下防止用の手すりを
取り付ける必要がないのです。

個人的には
ちょっと変な基準だなぁ…

と思いますが
みなさんはどう思いますか?

まとめ

今日は落下防止のための
手摺についてピックアップしてみましたが
いかがだったでしょうか。


最後にお伝えしたように
2階建ての住宅の場合は
落下防止のための手摺の取り付けは
義務付けられていません。


まぁ…
安全を考慮すればほとんどの場合は
取り付けるかと思いますが

そういった基準もあるんだなぁと
頭の片隅に入れておいていただければと思います。


逆に3階建ての場合は
必ず1.1m以上手摺が必要になることも
覚えておくといいかと思います。


本来は
手摺のデザインについても
上りにくいようなデザイン
というように決められていますが…

そのあたりについては
ブログが長くなりすぎるので
割愛させていただきます!


詳しく知りたい方は
お気軽にお声がけください!


家づくりで
気になることや
聞いてみたいことがありましたら
右にあるお問い合わせバナーから
お気軽にお問い合わせください!

それでは
また明日!

Contact

お問い合わせ

イベントのご予約、ご質問等は下記の電話番号もしくはお問い合わせフォームよりお願いします。