二代目ブログ【リフォームあるある】その柱抜ける?抜けない?

2025/04/22 リフォーム

【リフォームあるある】その柱抜ける?抜けない?

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

昨日から工事がスタートした
大規模改修の現場があるのですが…

お施主様がご希望する間取りのためには
少し無理をしなければ
できない場所が出てきました。

今日のブログでは
その事案をご紹介しつつ

その柱って抜けるの?

という話をしていきます。

柱を抜いて広い空間にしたい!

今回のお家
間取りのお打ち合わせの時にお施主様から

ここの柱を抜いて
解放的な空間にしたいの!
何とかならないかな…?

という相談を受けていました。
私としては

うーん…
解体前の今時点では
簡単に抜けるかどうかは
ハッキリとは言えませんが

ひとまず
抜く方向で考えてみますか。

もしダメそうなら
またご相談します。

とお伝えしていました。


そして
いざ工事が始まって
解体をしてみると…

まぁ…
なんとも立派な太鼓梁を
支えている柱でしたね…。


この柱を抜くのは
なかなか一筋縄ではいかないかなぁ…。

リフォームではアルアルの話

今回の件に限らずですが
こういった話は
大規模な改修工事では
結構アルアルな話です。

抜きたい柱があるけど
実際に抜けるかどうかは
解体してみないと
わからないパターンです。



中には
明らかに抜けない柱とか
全くもって問題ない柱とかは
あらかじめわかることもありますが


今回のように
解体してみたら
かなり大変そう…
というのは良くあります。


これが
リフォーム工事の
怖いところというか
難しいところですね。

できるだけ間取りを変えないのが吉

改修工事で間取りを変える際
一番望ましいのは
今の間取りを
できるだけ活かした状態で
微変更をすることです。

LDKを作る場合でも
続き間の座敷を利用するなど
現状でも大空間が出来ている場所に
改めて大空間を作るとか

水廻りは出来るだけ
今までと同じような場所に作るとか


できるだけ
大きな間取り変更を減らすことで
家の強度を保つことが出来ます。


また
もう少し細かく柱を建てたり
壁を作ったりすることで
今まで以上に
強度が上がる場合もあります。

どうしても抜きたい場合は要相談

絶対に抜いてはいけない柱は
もちろん抜かないのですが

今回の事例のように

抜こうと思えば抜けるけど…

みたいな場合は
必ず検討してから進めるようにしています。

抜けるなら抜いてよ!
面倒くさいの?

と思われるかもしれませんが
断じて違います。


こういった柱を抜くのに
私たちがためらう理由は2つあって。

工事費が増える

現状より弱くなる

これです。

工事費が増えるのは
何となくお察しの通りです。

補強をするための
材料や大工さんの手間がかかるので
その分追加となる場合があります。


2つ目の
「現状より弱くなる」
ですが

よく

弱くならないために
補強を入れるんじゃないの?

このように勘違いされます。


もちろん
その通りです。

抜いて弱くなった分を補うために
補強を入れるのですが…。

今回のような
かなり大きな材料を支えている柱は
柱を抜いた時点で
そのあとに補強をしても
現状より弱くなることがほとんどです。



それをお施主様が
ちゃんと承知したうえで
それでもやってくれというのなら
こちらとしても
できる限りの補強をして進めますが

家のことを考えるのであれば
できる限り抜かない方向で
検討していただくと
良いのかなと思います。

まとめ

今日のブログは
その柱って抜けるの?
という内容でお話しましたが
いかがだったでしょうか。


大きなリフォームの場合
この柱抜いてもらって…
みたいなご要望はかなりいただきますが

できる限り
今の柱や壁を再利用する方向で
考えていただくと

家にとっても良いですし
工事費用としても抑えられますので

建築会社ともよく相談したうえで
決めるようにしてくださいね。


今回の件は
現在お施主様に相談中です。

まぁ…
抜きたい気持ちもわかるので
できる限り
ご協力はさせていただきたいなと思います。


どうなったかは
話す機会があれば
ご紹介しますね。

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それでは
また明日!

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