二代目ブログ「雪下ろしをしたくない」から落雪屋根へ…その前に考えてほしいこと
2026/02/18 リフォーム
「雪下ろしをしたくない」から落雪屋根へ…その前に考えてほしいこと
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
連日天気が続いていて
少しずつ行動しやすくなってきましたね。
ただ、それに伴って
雪害による被害報告も
多くご連絡いただくようになってきました。
以前のブログでも書きましたが
今年は特に、雪害保険を使うような破損事例が
非常に多いです。
その中で、一定数ご相談をいただくのが
今年みたいにならないように、屋根を落雪式に変えたい
というご相談です。
火災保険で修理費が出るタイミングなので
屋根を見直すことは決して間違いではありません。
ただ…落雪屋根にするためには
検討することが多くあります。
今日のブログでは
その注意点についてお話をしていきます。
落雪屋根で除雪が不要な屋根へ
十日町では
すでに当たり前のようになっていますが
落雪式屋根とは
屋根の角度を急にして
自然に雪を落とす構造のことを言います。

我が家も落雪式屋根を採用しましたが
通常であれば数センチの積雪で
自然に雪が落ちてくれるので
屋根の雪下ろしの必要がありません。
気温が低い時などは、滑りが悪い時もありますが
少し日が当たれば、問題なく落ちてくれます。
高所に上がらなくてもいいという安心感と
家にとっての構造的負担が少ないのが
大きなメリットになります。
一番注意するべきは「落雪距離」
ただし、落雪屋根を採用するには
色々と注意しなければいけないことがあります。
その中でも
特に注意しなければいけないのが
落雪距離
についてです。

落雪式の飛距離や落雪距離は
十日町市から計算式が定められており
その計算式をもとに
自分の敷地内で飛距離や落雪距離を
確保する必要があります。
基本的には
自分の土地で全て処理する必要があるので
他人の敷地に雪が侵入する計画の場合
落雪式屋根が認められない可能性もあります。
ただし、例外として
他人の土地だとしても
そこの所有者の人から許可が得られれば
採用が可能になります。
絶対に落としてはならない場所
隣の敷地が個人の所有物なら
今の話で済むのですが…
公共の土地だった場合は
話が変わってきます。

例えば、道路や川といった
市・県・国の所有物である土地に
落雪する場合は
ほぼ100%、NGが出ます。
特に注意が必要なのが
いわゆる「赤道」と言われる昔の道です。

すぐ後ろに道があるんだけど
そこは昔の道で
今はだれも使ってないんだ。
冬も雪が溜まったままだしね。
そっちに雪を落としてもらって大丈夫だよ。
このように言われることもあるのですが
こういったお話は
基本的にはお受けすることが出来ません。
たとえ、今は使われていない道だとしても
道であることに変わりがない以上
雪を故意的に落とすことは出来ません。
ここを不透明なまま工事をすると
後々、工事のやり直しなどの是正が
入る可能性もあるので
落雪屋根を検討している方は
必ずチェックをするようにしてください。
見落としがちな設備への影響
落雪式屋根で意外と見落としなのが
煙突や室外機などへの影響
です。

ストーブや給湯器の煙突、
エアコンの室外機などは
雪に埋もれると
エラー表示や故障の原因となります。
特にストーブの煙突などは
雪に埋まってしまうと
不燃現象による一酸化炭素中毒の危険性もあるので
落雪方向に煙突や室外機がある場合は
考えたほうがいいかもしれません。
安易に決めずに、状況確認をしてから
屋根の雪下ろしをしたくないから
落雪屋根にしたい気持ちは
非常によくわかります。
ただ、今お話した通り
落雪式屋根には注意点が多くあります。
・敷地に余裕があること
・隣家との距離が確保できること
・道路や川への影響がないこと
・自宅の煙突や設備の位置に問題がないこと
こういった注意点を
全てクリアすることで
始めて落雪式屋根の検討をすることができます。
さらに
・落ちた雪の処理方法
・処理スペースの確保
こういったことも
考えておかなければいけませんので
決して安易に決めずに
しっかりと検討したうえで
採用を決めるようにしてください。
まとめ
今日のブログは
落雪式屋根の注意点
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。
新築の場合は
注意点を含めたうえで
計画することができるので
そこまで難しいことはないのですが
リフォームの場合は
今ある現状で、可能か不可能かを
検討しければいけないので
なかなか難しい部分も出てきます。
「雪を落とせば安心」というわけではありません。
落とした先まで責任を持てるか?
これが本当の判断基準になります。
自分の家は
落雪式屋根にすることができるのか?
気になるようであれば
ぜひお声がけください。
現地調査をしっかりとしたうえで
お答えさせていただきます。
今週の雪まつりに向けて
色々なところで雪像づくりが進んでいますね。
天気がいいので
やりやすい部分もあれば
気温が上がって、作業しにくい部分もあると思います。
雪像を作られる方は
十分にお気をつけて作業されてください。
今年も皆さんの力作
楽しみにしています!
家づくりで
気になることや
聞いてみたいことがありましたら
画面内のお問い合わせバナーから
お気軽にお問い合わせください!
それでは
また明日!