二代目ブログ蓄熱式暖房機、そろそろ見直し時かもしれません

2026/02/27 設備機器

蓄熱式暖房機、そろそろ見直し時かもしれません

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

昨日、お客様から

蓄暖が壊れちゃって…

というご相談をいただきました。


一昔前は、「蓄暖を入れてぽかぽかな暮らし!」
と言われていた時代がありました。

実際、15年~20年ほど前は
十日町で新築をするなら蓄暖が標準設備
のような存在でもありました。

しかし今、その蓄暖が大きな問題を抱えています。

そこで今日は

蓄熱式暖房機の現状

についてお話をしていきます。

蓄暖が標準だった時代

本題の前に、軽く蓄暖の背景について
お話していきます。

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15年~20年前は
オール電化がブームで
深夜電力が非常に安い時代でした。

蓄暖は、安い深夜電力を活用して
夜間の間に熱を貯めこみ

昼間は電気をほぼ使わずに
貯めた熱をじんわりと放出し
家中が暖かくなるという

非常に画期的な設備機器でした。


当時、東北電力さんの強いプッシュアップもあり
蓄暖が雪国の標準仕様のようになり
水落住建でも多くのお家に設置させていただきました。

今、使われなくなった理由

しかし、今では蓄暖を新規で設置する家は
ゼロになりました。


その理由として…

・電気料金の変化(値上げ)
・省エネ性能の低さ

この2つが挙げられます。


蓄暖は安い深夜電力を使って
蓄熱するとお伝えしました。

しかし、その消費電力が非常に大きいため
深夜電力が高くなってしまった今
月々の電気代の負担が当時よりも
大きくなってしまっています。

あるご家族では、蓄暖を使っている時期は
電気代が7万円~8万円になるとも言っていました。



また、消費電力が大きすぎるため
昨今の省エネ思考とも逆の考えになってしまうため
徐々に廃れていってしまい
今では新規に設置することはなくなってしまいました。

メーカーの撤退と修理問題

今ご説明したような理由から
当時、蓄暖を主体で作っていたメーカーさんのほとんどは
倒産もしくは蓄暖事業を撤退しています。

そこが大きな問題で、
蓄暖の製造が終わっているので
新たな部品が製造されなくなってしまい
修理が不可となるケースが出てきています。


運よく直せたとしても
正規の部品ではなく
中古部品などを活用するようになるため
再度故障する可能性があります。


さらに
メーカーの正規のメンテナンスではないので
非常に高額かつ保証が付きません。

このような現状から、蓄暖を直すには
メリットよりもデメリットの方が
大きい場合も多々あります。

撤去費用の目安

最近では、蓄暖を撤去したいという相談を
多くいただいています。

実際に、昨年撤去したお家では
おおよそ3万円くらいの撤去費用
必要になりました。

メーカーやサイズによって
若干の変動はあるかと思いますが
1台当たり3万円程度で
参考にしておくといいかもしれません。

段階的に見直していく

ここまでお話して
今更感があるかもしれませんが

私個人的には
蓄暖の考え方や性能としては
非常に良いものだと思っています。

風が出ないので、エアコンよりも好きという人も
多くいらっしゃいます。


ただ、メーカーの状況や
電気代の高騰のことを考えると
これから先も使い続けるには
不安要素の方が大きいのも事実です。


なので、いきなりすべてを変えるのではなく、
段階的に切り替えていくのが
いいのかなと思います。


もしも、電気代が気になるようなら
東北電力さんに相談することで
エアコンと蓄暖のシミュレーションを
出してくれますので、一度出してみても
いいかもしれませんね。

まとめ

今日のブログは
蓄熱式暖房機の現在
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。

最初にもお伝えした通り
当時は十日町市の多くの住宅で
蓄暖が採用されました。

しかし、今ではその蓄暖が
悩みの種となってしまっています。

少しでも気になっている方や
不安に思っているのなら
一度ご相談いただくか
東北電力さんへ電気代比較のシミュレーションを
依頼してみてはいかがでしょうか。

今後10年先のこと、近い将来壊れたときのことも
考えてみてください。


蓄暖のキャッチコピーに
「ひだまりのような暖かさ」
というものがあったのですが

まさに、その通りだなと思うような
暖かさなんですよね。

だからこそ、今の省エネ時代に合っていないのが
非常にもったいないと思う機器の1つです。

だれか、蓄暖を省エネ化した商品を
開発してくれないかなぁ…。
と密かに思っています。

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それでは
また明日!

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