スタッフブログ雪国の外壁
二代目 2022/01/21
みなさんこんばんは!
水落住建の水落雅士です。
ここしばらく
雪が降り続いていますね…。
来週からは少し
落ち着くような予報ですが、
みなさん事故・怪我のないように
十分お気を付けください。
新築現場では
外壁工事の最終仕上げに
入っていました。
これで外壁工事は
全て完了になります。
今日はそんな
外壁についてのお話しです。
お客様と
お打ち合わせをさせて頂いていると
「外壁に木を使いたい!」
「外壁にレンガ調の
おしゃれなものを使いたい!」
といったご要望を多くいいただきます。
しかし、実際に採用するお客様は
ごく一部のお客様で、
ほとんどのお客様は
「金属系サイディング」という
外壁を採用します。
それはなぜか?
一番の理由は
「十日町が雪国だから」です。
最近では十日町でも
外壁に木を使うところも増えてきました。
しかし、採用している方は
デメリットも承知して
採用しています。
木の外壁は、
ほかの外壁と比べて
劣化速度が速い素材です。
数年で
雨や雪によるシミが
出てくるほか、
塗装をしていても
色あせなどが出てきます。
こまめに塗装のし直しを
する余裕があれば
きれいな状態を
長く保つことができますが、
ほったらかしにしておくと
日焼けやシミなどで
ガサガサの状態になります。
木の外壁は
メンテナンスに
お金がかかることを十分に
承知したうえでご検討ください。
オシャレなレンガ調の家も
最近見ますが、
この素材は
「窯業系サイディング」という
素材を使用している場合が
多くあります。
窯業系サイディングは
中身が「石膏」でできています。
こちらも木と同様、
雨や雪にあまり強くない素材です。
外壁の小さな傷から
雨や雪が染み込み、
内部で凍結します。
水が氷ると内部で膨張し、
内部からボロボロと崩れ、
最終的には表面が
ボロボロになります。
窯業系サイディングも
定期的なメンテナンスが
必要となりますので、
ご注意ください。
では、十日町に多い
「金属系サイディング」は
どのような素材なのか?
名前の通り、
表面が金属でできており、
内部には断熱材が
充填されています。
表面は金属でできているため、
雨や雪に強く、
内部に断熱材が入っているため
熱変化も起こしにくくなっています。
これだけ聞くと
「金属系サイディングが一番優れている!」
と思うかもしれませんが、
デメリットも当然あります。
それは、木や窯業系と比べて
デザインが劣ることです。
金属系サイディングへの
プリント技術が非常に難しく、
レンガ調や木目調なども存在しますが、
本物の木や窯業系サイディングと比べると
どうしても見劣りしてしまいます。
決して金属系サイディング以外の
外壁がダメかというと
全然そんなことはありません。
むしろ私自身は
木や窯業系サイディングなども
使いたいと思っているタイプです。
水落住建では
これらをしっかりとご説明させていただき、
ご納得いただいたうえで
外壁を選んでいただいています。
これから外壁を選ばれる方は
それぞれのメリット・デメリットを把握して
選ぶようにしてくださいね。
最後にちょっとした豆知識ですが、
海沿いの地域では逆に
木や窯業系サイディングが多く使われています。
金属系サイディングだと
海の潮風でサビるそうですよ。
地域によって特色が全然違うのも
家造りの面白いところですね^^
それでは、今日はこの辺で!