二代目ブログ【建築専門用語】ドアのアンダーカットってなに?

2024/04/27 建築専門用語

【建築専門用語】ドアのアンダーカットってなに?

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

今日から3連休ですね。

長い人は今日から6日まで
お休みという人も
いらっしゃるかもしれませんが

水落住建は
カレンダー通りの休日と営業になりますので
ご承知ください。


さて今日の建築専門用語は

ドアのアンダーカット

についてです。

それではいってみましょう。

過去のブログを読みたい方はコチラから

https://ameblo.jp/masashi-mizu

ドアに隙間が空いてる!

先日うちの嫁さんから

ねぇ…
なんでドアの下に隙間があるの?
廊下から風が入ってくるじゃん

ということを言われました。

確かに…
普通に考えてみたら
隙間が空いてるように
見えちゃいますね…

でも実はコレ
不良品とか欠陥住宅というわけではなく

製品の性質上

隙間が空いています

特注などを除いてですが
基本は全てのメーカーさんで
施されている加工になります。


この加工のことを

アンダーカット

といいます。

なぜアンダーカット加工されているのか?

ではなぜ
ドアにはアンダーカットがされているのか?


理由はものすごく単純で

家の空気を循環させるため

です。

確かアメブロ時代に
24時間換気について
少しお話したことがあったかと
思うのですが


建築基準法で決められていることで

1時間に0.5回家の空気を入れ替えなさい

という法律があります。


つまり
2時間に1回
家全体の空気をマルっと入れ替えなさい
ということです。


そのためには
給気や排気の経路を決めて
専用の計算を行って
申請を出す必要があります。


その換気計算を行う上で
必須の前提なのが

アンダーカットの存在です

ドアにアンダーカットがされていなければ
空気は部屋ごとでしか
動くことが出来ません。


アンダーカットがしてあるから
家全体に空気が回るようになっているのです。

アンダーカットはふさがない!

時々SNSなどで

ドアの隙間が寒いから
ビニールで塞いでやったwww

みたいな投稿を見かけますが

アンダーカットをふさいでしまうと
空気の循環がうまくいかず

室内結露などの原因につながります。

ですから
アンダーカットは基本的には
ふさがないようにしてください。

まとめ

今日のブログは
ドアのアンダーカットについて
お話しましたが
いかがだったでしょうか。


最近
全館暖房などの暖房システムが
流行っていますが
これらのシステムを入れる際も

アンダーカットされていることが
前提とされています。


ドアの隙間が気になる…
となっても
ふさがないようにしてくださいね。


こう言ってますが…
実は私
前の会社で故意的に
アンダーカットを無くした部屋があります。


なぜ塞いだのか…?


正解は

防音室にするためです!

お客様が立派な
ピアノを弾かれるということで
他に音が漏れないように
色々と工夫させていただきました。

もちろん
換気などはその部屋で完結するように
しっかりと計算されています。

こんなイレギュラーなパターンも
実際はあります。

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聞いてみたいことがありましたら
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それでは
また明日!

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