二代目ブログ日本と海外の耐震の違いが露骨に…地震に備える家づくり

2025/03/29 耐震

日本と海外の耐震の違いが露骨に…地震に備える家づくり

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

昨日の18時過ぎに
ミャンマーで大きな
地震がありましたね。

ニュースで見る限り
かなりの被害が出ていることがわかります。

今日のブログは
そのニュースを見たときに

日本と海外の違いだなぁ…

と思うところがありましたので
お話していくのとともに

地震に備える家づくり

についてお話をしていきます。

建設中のビルが倒壊

ニュースを見て衝撃だったのが
建設中の高層ビルが
一瞬で倒壊していく映像です。

ある程度の高さがあったので
かなり工事も進んでいたかと思いますが
無慈悲に崩れていきました。


ビルだけでなく
一般住宅も大きな被害が出ているようで
かなりの数の家が
傾いてる映像が流れていました。


これを見ると
海外と日本の家の造りというのは
大きく違うと
改めて感じました。

日本の建物はいつから安心できる?

日本の場合
1981年(昭和56年)以降に
建築された建物は
耐震基準が定められています。

この基準が

新耐震基準

と言われているもので

震度6程度の大規模な地震で
建物の倒壊や損傷を受けないこと

と定められています。

その結果
1995年の阪神淡路大震災では
新耐震基準を満たした建物の
倒壊は少なかったとされています。


しかしながら
1981年に決められた基準は
鉄筋コンクリート造の
マンションやビルをメインに
定められた基準です。


日本人の多くの人が住む
木造住宅の基準が大きく変わったのは

2000年の法改正から

です。


つまり
本当に安心して暮らせる建物は
2000年以降に建てられた
建物ということになります。

旧耐震の家は非常に危険

では旧耐震の家は
どれだけ危険なのか?

基本的に旧耐震の家は

震度5程度の中規模の地震で
大きな損傷を受けないこと

と定められています。


しかし昨今では
震度5以上の大きな地震が
各地で多発しています。

その際に倒壊した建物のデータを見ると
ほとんどが旧耐震の建物です。

つまり

旧耐震の建物では
今後さらに多発するであろう
大規模な地震には
耐えることが出来ないということです。

我が家はかなり古いけど
中越地震の時に潰れなかったから
大丈夫なのかな?

という方も稀にいらっしゃいますが
それは運が良かっただけです。

次大きな地震があった時には
倒壊するかもしれません。


旧耐震の建物にお住まいの方は
基本的には危険な建物に住んでいるんだと
自覚を持っていただきたと思います。

地震に備えよう!

今後起こるであろう
大地震に備えるために
一番いいのはやはり

耐震改修

です。

旧耐震の建物を
現代の耐震基準まで引き上げることが出来るので
改修後は安心して暮らすことが出来ます。


しかし
いくら補助金が出ると言っても
耐震改修には1千万円以上の費用が必要です。


そこまでの費用を捻出が難しい場合は
最低限
大型家具の転倒防止措置を行ってください。

これは
ホームセンターなどで
数百円~数千円で売られていますので
食器棚やタンスなど
倒れる危険性があるものには
必ず取り付けるようにしてください。


ご自身と大切なご家族を守るためにも
出来ることから
地震対策を行うようにしてくださいね。

まとめ

今日のブログは
地震に備える家づくり
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。

地震はいつどこで起こるか
本当にわかりません。

取り返しがつかなくなる前に
出来ることからやるように
心がけてくださいね。


最後にですが
今回のミャンマーで発生した地震で
被害にあわれた方
その関係者の方には
お見舞いを申し上げるとともに

1日も早い復興を願っております。


それにしても…
あれだけの高層建物が
いとも簡単に倒壊してしまうとは…。

おそらく
日本ではあまり起こりえないことですね。

それだけ
日本では地震が多いというのと
海外では地震が少ないということがわかります。

しかし
昨今では海外でも地震が増えていますから
海外の基準法も
今後変わってくる可能性もありますね。


日本もまだ大規模な地震が控えていますから
他人事ではなく
しっかりと備える必要がありますね。

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それでは
また明日!

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