二代目ブログ【地盤改良】盛土は危険?地盤改良をしっかりする納得の理由

2025/06/05 新築

【地盤改良】盛土は危険?地盤改良をしっかりする納得の理由

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

少し前からですが
今年度1棟目の新築工事が
着々と進んでいます。

今日のブログでは
そんな新築現場での出来事を
ご紹介しつつ

盛土と地盤改良

についてお話をしていきます。

特にこれから
盛土をして建物を建てようとしている方は
必見の内容になっています。

道路よりも下がっている土地

今回の新築工事は
道路面よりも
かなり下がっている土地での工事です。

と言っても
そのままその高さに建てるわけではなく
道路面と同じくらいの高さまで
盛土をしてから
建物を建てる計画です。

その高さなんと

1.3m!

結構低いので
かなりの量の土が入りました。

盛土は地盤が弱い?

盛土をした土地で
気を付けなければいけないのが

地盤沈下

です。

今まで存在していた土と違って
盛土は空気をたくさん含んでいるため
地面が締まっていません。


重力・雨・雪などの影響を受けて
少しずつ締まっていきますので
盛土をしてすぐと
数年後では地盤の高さが下がっていることが
ほとんどです。


つまり
盛土をしてすぐに建物を建てると
数年後には地盤が下がって
建物が傾いてしまう恐れがあるのです。

盛土の場合は地盤改良が必須!

なので
盛土を行った土地では
地盤改良は必須工事となります。

地盤改良の深さは
盛土を行った高さよりも
より深い地層の支持層になるため

通常の地盤改良よりも
少し深い改良工事が必要です。


さらに
地盤改良の杭の本数も
通常よりも多くなりますので

少し割高になってしまうことに
注意が必要です。

埋め戻した土は強度に入らない

今回の改良工事を行う上で
地盤改良業者さんに

盛土を土じゃなくて
少し大きめの石とかで戻せば
下がる心配がないから
改良も浅くなったりしません?

と聞いてみたところ…

理屈としてはわかるし
その通りなんですけど…
地盤改良の強度計算は

埋め戻した深さ分は
何で埋め戻したとしても
一切考慮されないんです…。

と言われてしまいました。
さらに続けて

実際に同じような状況で
大きな石で埋め戻した
事例があるんですけど…

地盤調査の結果だけ見れば
改良不要で出るのに

1年後には
3センチほど下がってしまって
建物が傾いた事例がありました…。

このようなことを言われました。


つまり

石で埋め戻せば強いことは間違いないけど
どちらにせよ
沈下する危険性があることには変わりないから
地盤改良はやったほうがいい!


ということですね。


もしも今後
同じような状況に遭遇した場合

埋め戻しを
大きい石でやるから
改良は必要ないですよ!

と言われた場合は
十分お気を付けください。

まとめ

今日のブログは
盛土と地盤改良
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。


地盤改良って
安くても数十万かかるので
やらないに越したことはないのですが

だからと言って
安く抑えるために
小細工をしても
後々後悔する可能性があるので

盛土を行った場合は
潔く地盤改良を行うことを
おススメします。


地盤改良って
完成してからは
一切見えない工事なので

やった感覚があまりないんですよね…

でも
以前勤めていた会社の時に
地盤改良を16m以上工事した建物を
1年後に見に行ったら

建物は一切傾いていないけど
地面が5cm以上下がっているという事例もありました。

それだけ地盤改良って
大切なんだなぁと実感しました。

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また明日!

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