二代目ブログ【建築専門用語】接道義務とは?
2024/04/20 建築専門用語
【建築専門用語】接道義務とは?
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
相変わらず
建築専門用語のネタが浮かばずに
新人監督の藤原君に
![](https://mizuochi-jyuuken.jp/wp-content/uploads/2023/12/9582fc21fd7acf67b255cdc7c133de2d-150x150.jpg)
なんか知りたい用語無い~?
と聞いたところ
![](https://mizuochi-jyuuken.jp/wp-content/uploads/2023/12/24012057-2-150x150.jpg)
道路と土地の関係で
色々と詳しく知りたいですねぇ
ということだったので
今日の建築専門用語は
接道義務
についてお話していきます。
過去のブログを読みたい方はコチラから
接道義務とは?
建物を建てるために
必要な義務として
接道義務
というものがあります。
![](https://mizuochi-jyuuken.jp/wp-content/uploads/2024/04/2-1024x684.jpg)
【接道義務】
建築基準法第43条で規定されている法律
建物を建てるための敷地は
幅員4m以上の道路へ
開口2m以上接していなければならない
このような法律です。
なぜ接道義務が必要?
接道義務が必要な理由として
2つ挙げられます。
理由①
緊急車両などの通行確保
火災や急病人発生の際に
緊急車両などが通行できるように
するためです。
ポンプ車や救急車の幅が
およそ2mのため
通路幅を2m以上を確保することで
それぞれの緊急車両が
通行できるようになります。
理由②
災害時の避難路を確保するため
地震や台風などの自然災害の多い日本で
避難時通路の確保をすることは
非常に大切です。
スムーズな避難経路を確保するために
最低2m以上確保することが
求められています。
このように
基本的には有事の際の
救助や避難のために
接道義務が定められています。
道路は原則「4m以上」
最初にお伝えした通り
道路と言われるものは
原則として4m以上の幅員が
必要になります。
しかしながら
日本には4m以下の道路が
多数存在します。
![](https://mizuochi-jyuuken.jp/wp-content/uploads/2024/04/26483679_s.jpg)
そのような道路のことを
みなし道路
と言い
道路幅が4m以上になるように
セットバック
をする必要があります。
セットバックとは?
セットバックとは
道路が4m未満だった場合に
道路の中心線から
2mまでを道路とすることを言います。
![](https://mizuochi-jyuuken.jp/wp-content/uploads/2024/04/33889a29a7b9c5977fff8dc56c4bf2b3-1024x590.jpg)
上の画像のように
道路幅が3mだった場合は
道路と敷地の境界線から
0.5mまでは道路以外の用途に
使用してはならないとされています。
つまり
みなし道路の部分には
建築物を建てるのは禁止
ということです。
ちなみに
敷地の反対側が
川やがけ・公園などの場合は
道路の中心線からではなく
反対側の境界線から
4m確保するようにしなければなりません。
![](https://mizuochi-jyuuken.jp/wp-content/uploads/2024/04/1dd53665f4771ca81fdb2bf900bd9283-1024x563.jpg)
このように
敷地の前面道路が狭い場合は
敷地の面積が削れてしまう場合があるので
購入の際はあらかじめ
調べておくことが大切です。
まとめ
今日のブログは
接道義務について
お話しましたが
いかがだったでしょうか。
以前お客様から
![](https://mizuochi-jyuuken.jp/wp-content/uploads/2023/12/22951477-150x150.jpg)
なんで自分の土地なのに
そんな風にしなきゃいけないんだ!
と言われたこともありますが
こればかりは…
法律で決められてしまってるので…
ご容赦ください…
これから土地を購入しようとしている方で
あからさまに道路が狭いような場所は
良く調べてからご購入ください。
道路と敷地の決まりごとは
意外と多くあったりします。
また機会があれば
ご紹介しようかなと思いますが
ひとまずは接道義務だけでも
十分ですので
覚えておいていただければと思います。
家づくりで
気になることや
聞いてみたいことがありましたら
画面内のお問い合わせバナーから
お気軽にお問い合わせください!
それでは
また明日!