二代目ブログ【建築専門用語】丁張りとトランシット

2024/05/25 建築専門用語

【建築専門用語】丁張りとトランシット

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

先日のブログで
丁張りについてお話をしましたが

今日のブログでは
もう少し詳しく
お話をしていきます。

丁張りとは何なのか?
丁張りの時に使う道具は何なのか?


それではいってみましょう。

過去のブログを読みたい方はコチラから

https://ameblo.jp/masashi-mizu

丁張とは?

前回丁張のことについて
お話したブログはコチラ

改めて丁張りとは?というところを
お伝えしていきます。

【丁張り(ちょはり)】とは?

丁張りとは
建物を建てる際に
基準となる高さと直角を示す物

四角でまっすぐな建物を建てるのに

完成した家が斜めで三角になってしまっていては
良くないですよね。


なので
建物を建てる前に
必ず直角の基準となるものを
作る必要があります。

それが

丁張り

です。

どうやって垂直を出すの?

ではどうやって垂直を
出すのでしょうか?

以前の地縄のブログでは

三角形の定理を使って
地縄を出すんですよ~

とお伝えしましたが…


いざ本番の直角となると
メジャーで引っ張って
出すわけにはいきません。

コンマ何ミリの世界に
なってきてしまいますからね…(笑)


そこで使うのが

トランシット

という機械です。

この機械は
基準となるポイントの上に設置し

基準線を決めることで
任意の角度にポイントを
出すことが出来る優れものです。

ここのモニターに
数字が出るので
基準線から何度振ったのかが
わかるようになっています。


このトランシットは
正確な数字を出すことが出来ますが…

基準点や基準線がずれてしまうと
全てがずれてしまいます。


なので
最初の基準点をしっかりと決めて
そこから絶対に動かさないように
しないといけません。

基準の高さも決める

丁張りを出す際に
一緒に基準の高さも決めてしまいます。

直角に出すわけですから
それぞれの高さが合っていないと
若干のずれが生じますからね。

基準の高さは

レベル

という機械を使って
出していきます。

この機械は
トランシットと少し似ていますが
高さを見るためだけに
特化した機械になっています。


基準の高さから
何センチ上げたところを
丁張りの基準高さにするのか
しっかりと決めてから
設置しなければいけません。

丁張りは全ての基準

ここまで書いて
何となくわかったかもしれませんが…

丁張りは
建物を建てるための
全ての基準になるので

機械を使って
確実に出さなければなりません。


それだけ慎重に出さなければいけないものですし
工事をする人も
丁張りをよく確認しながら
工事をする必要があります。


もしも丁張りを見かけたら

あぁ…これから建物が建つなぁ

と思って見てみてください。

まとめ

今日のブログは
丁張りとトランシット
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。

丁張りとトランシットは
新人現場監督が
最初に覚えるものでもあります。


うちも例にもれず
新人の藤原君が
一生懸命設置していました(笑)

これからだんだんと工事が進んでいきますので
ブログでもご紹介していきますね。

進捗状況を
楽しみにしていてください!


私も以前勤めていた会社で
丁張りやトランシットを
教えてもらいましたが

一番初めは
相当時間がかかりましたね…(笑)

上司からも

今日は水落のために
半日あけてあるから
ゆっくりでいいぞ~(笑)


やさしさなのか
せかされているのか

よくわからない声援を受けながら
やった覚えがあります(笑)

いい思い出ですねぇ~…

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それでは
また明日!

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