二代目ブログ石川でまた震度5の地震…耐震等級3は必須?
2024/06/03 耐震
石川でまた震度5の地震…耐震等級3は必須?
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
今朝の緊急アラートは驚きましたね。
石川県で震度5を観測
十日町市でも震度4を観測したそうです。
しばらく落ち着いていたのですが
これも能登半島の余震になるのでしょうか…。
ということで今日のブログは
地震と耐震等級
についてお話をしていきます。
過去のブログを読みたい方はコチラから
津波の影響はないけれど…
今日の地震は震度5ということでしたが
ひとまず津波の心配はないそうですね。
しかしながら
震度5であっても
古い建物であれば倒壊する危険性は
十分にあります。
特に
大きな地震が来た後は
すでに柱や梁などの構造体に
大きな負担がかかった後になりますので
何もない状態で来たときよりも
弱くなっています。
ですから
たとえ震度5だとしても
年季の入っている建物の場合は
すぐに逃げるようにしてください。
耐震等級はどこまで必要?
地震が起きるたびに
耐震等級の話をしている気がしますが…
大切なことなので
注意喚起も含めてお話をさせていただきます。
耐震等級は
1~3の等級が国から決められており
耐震等級1は震度5でも倒壊しない
耐震等級2は震度6でも倒壊しない
耐震等級3は震度7でも倒壊しない
このようなイメージでお考え下さい。
建築基準法で必要なのは
耐震等級1以上とされています。
耐震等級2と耐震等級3は
設計士が構造計算を行い
計算書を出す必要があります。
この
耐震等級がどれくらい必要なのか?
というのが
今日のテーマです。
耐震等級が求められる建物
実は建物の用途によって
耐震等級が必ず求められる建物が
いくつか存在します。
代表的なもので言うと…
【耐震等級2以上】
学校・病院等
災害時に緊急避難場所となる
建物は全て耐震等級2以上とする
【耐震等級3】
消防署・警察署等
災害時に救助の拠点となる
建物は全て耐震等級3とする
このようになっています。
これを踏まえて
一般住宅に求められる耐震性能について
私なりにお話をしていきます。
耐震等級2以上が必須な時代?
先ほど耐震等級の
ざっくりなイメージをお伝えしましたが
実際
耐震等級1でも
震度6程度であればほぼ倒壊の危険性はありません。
しかしながら
構造体に大きな損傷を与える可能性があるので
大きな災害が起きた後には
メンテナンスや修繕が必要になります。
かといって
耐震等級3まで必要か?
と言われると
個人的には
まぁ…あれば安心だよね
くらいに思っています。
もちろん
あるに越したことはありませんが
耐震等級3となると
構造体もかなり丈夫なものにする必要がありますので
その分の費用が必要になりますし
場合によっては
間取りにも制限がかかる可能性もあります。
なので私としては
耐震等級2
これが今の住宅に
求められる耐震性能ではないかと
考えています。
耐震等級2あれば
避難所と同じ強度ですから
災害時でも避難所に行かずに
自宅で生活することが出来ますからね。
これが災害時では
非常にいい役割になると考えています。
もちろん
耐震等級1じゃダメとか
耐震等級3は無駄
というわけではありません。
今後新築や耐震リフォームを考えるうえで
基準として考えたいのが
耐震等級2というお話です。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今日のブログは
地震と耐震等級について
お話しましたが
いかがだったでしょうか。
能登半島地震をきっかけに
各プレートが活発になっているなんて
ニュースもやっていましたから
どこでどれくらいの規模の地震が起きるか
想像もできませんね。
いざという時に
後悔しないためにも
ぜひお早めに検討されてみてください。
それにしても
朝から緊急アラートがなると
ビックリしますね…。
朝じゃなくてもビックリしますが…
緊急アラートの音って
わざとあの音にしているらしいですね。
ビックリする
不安になる
怖い
と言ったような
人の恐怖心や不快感を与える音にすることで
より避難意識を高めることが
目的らしいですが…
人によっては
あの音でパニックになる人も
いると思いますけどね…
何が正解かはわかりませんが…。
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それでは
また明日!