二代目ブログ雪国での太陽光パネルの活用はいかに?
2024/08/07 省エネ
雪国での太陽光パネルの活用はいかに?
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
現在お打ち合わせ中のお客様から
太陽光パネルを
出来れば設置出来たらいいなぁ…
と思っているんですが
どう思いますか?
というご相談を受けました。
ということで今日のブログは
雪国での太陽光パネル
についてお話をしていきます。
そしてこのブログを書き終わって
確実に長くなることが確定しましたので
何本かに分けます(笑)
過去のブログを読みたい方はコチラから
太陽光パネルの活用方法
太陽光パネルについては
もはや説明不要かと思いますので
割愛しますが
発電したものを
どうやって活用するのか?
これは知っておく必要があります。
活用方法①
発電した電気を売電する
発電した電気を電力会社へ
売電する活用方法
活用法方法②
発電した電気を自宅で消費する
発電した電気を売却せずに
自宅の電気として使用する方法
大きく分けて
この2つの活用方法があります。
今日は売電について
詳しくお話していきます。
売電する場合どうなる?
では早速売電について考えてみます。
十日町は東北電力地域なので
東北電力の住宅用太陽光の売電価格を見ると
2024年度売電価格は
1kWhあたり16円
で買い取りをしています。
ここで考えるべきは
売電する価格と
使用する価格が
どれくらいの差額になるのか?
ということですよね。
売電価格よりも
使用する価格のほうが高ければ
ちょっともったいないですもんね。
ということで
少しシュミレーションしてみましょう。
雪国での発電効率はいかに?
あくまでもシュミレーションですので
土地の周辺状況や天候によって
左右されることはご承知ください。
シュミレーションの条件
太陽光パネル:6.2kW
屋根の勾配:4.5寸
日陰:なし
積載考慮:アリ
売電価格:16円/kWh
昼間は不在が多い
この条件で色々
シュミレーションしてみましょう。
まず
一番発電条件のいい
南面に設置した場合
年間の予測発電量は
約4540kWh
です。
これを全て
売電した場合
4540kWh×16円なので
72,640円
の売電になります。
続いて発電効率の落ちる
東面に設置した場合
年間の予測発電量は
約3910kWh
です。
これを全て売電した場合
3910kWh×16円なので
62,560円
の売電になります。
方角が変わるだけで
かなりの金額差が出ますね。
年間の節約はどれくらいになる?
では売電した場合
年間どれくらいの節約になるのか?
についてお話します。
月々の使用電気量によって
大きく変わってきますが
年間の平均電気代を
12,000円/月
として考えたときに
年間の節約金額は
およそ
70,000円~85,000円の節約になります。
太陽光パネルの購入費や
維持・メンテナンス費用を考えると
採算が取れるのは
早くても20年以上かかる見通しになります。
うーん…
これだけ見ると
少し現実味がないように感じてしまいますね。
発電した電気を
全て売電する考えであれば
設置するのにはかなり検討された方が
よろしいかと思います。
まとめ
今日のブログは
雪国の太陽光パネルについて
お話しましたがいかがだったでしょうか。
あまりにも書くことが多すぎて
シリーズ化することにしましたので
明日は発電した電気を
使用したパターンで
考えていきますので
ぜひ明日もお読みください。
やはり発電量を見ると
雪が降らない地域と比べると
どうしても少ないですね。
12月~3月までは
発電量がほとんど期待できないので
実質発電できるのは
4月~11月くらいなので
他地域と比べると
かなりのハンデがありますね。
う~ん…
雪国でも最適なパネルが
開発されないものですかね…。
家づくりで
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それでは
また明日!