二代目ブログ雪国で太陽光パネルは本当にいいのか?
2024/08/09 省エネ
雪国で太陽光パネルは本当にいいのか?
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
さて
雪国での太陽光パネルシリーズを
お伝えしていきましたが
ひとまず今日で最後です。
まだ昨日までのブログを
読んでいない方はコチラから↓
最後にお伝えするのは
結局雪国の太陽光パネルはどうなの?
という内容でお話していきます。
過去のブログを読みたい方はコチラから
雪国の年間平均発電量と使用電気量
昨日までのブログでも
ちょくちょくお話していましたが
太陽光を乗せるのであれば
電気の使用量よりも
発電量が多い方がいいですよね。
ということで
それぞれ詳しく見てみましょう。
十日町の年間平均発電量
(太陽光約6kW搭載)
(落雪式等で雪の影響が少ない場合)
南面設置:約6,400kWh
西・東面設置:約5,700kWh
十日町の年間平均発電量
(太陽光約6kWh搭載)
(積雪の影響がある場合)
南面設置:約4,500kWh
西・東面設置:約3,800kWh
十日町の年間平均電気使用量
(二人以上世帯)
年間平均電気料金:約11万円
1kWhあたりの平均電気料金:約35円
年間平均電気使用量:約3,400kwh
※基本料金は含まないものとする
このような計算結果になります。
落雪式などで
太陽光に雪があまり積もらないのであれば
年間の平均電気使用量よりも
約3,000kWhも多く
発電することが出来るということです。
積雪を考慮する場合は
発電量と使用量が
ほぼ変わらないことがわかりますね。
ただしこの計算は
あくまでも平均値ですので
お住いの人数や電気料金によって
かなり変動することを
忘れないでくださいね。
あくまでも年間平均でのお話
今お話したのは
あくまでも
年間平均でのお話です
つまり
春夏秋冬によって
月々の発電量や使用量は変わります。
積雪を考慮しないのであれば
冬場でもそこそこの発電がありますが
積雪を考慮する場合は
1月~3月の発電は
ほとんど期待はできません。
なので
冬場の電気については
基本的には発電した電気ではなく
購入する必要があることを
覚えておきましょう。
屋根の勾配と向きが重要
ここまでお話して
わかるかと思いますが…
十日町で太陽光を設置するには
他の地域よりもさらに
屋根の勾配と向きが重要になります。
勾配で言えば
パネルに雪が溜まらず
しっかりと落ちるような勾配に
することが求められます。
向きに関しても
やはり東や西よりも
南の方が圧倒的に発電量が多いので
出来ることなら
南のほうに設置したいですよね。
そこまでやれば
十日町でも太陽光のメリットが
出てくるかと思います。
冬場のことをもっと詳しく考えてみる
今言った条件で家を建てた場合
南に落下式の屋根
という家が一番
太陽光にとっては
いい形になることがわかります。
つまり
2階建ての家の場合
日当たりのいい南側が
全て雪で埋まることになります。
井戸水などで
雪を処理する方法があればいいのですが
ない場合は
結構大変になるかもしれませんね。
雪国で太陽光はアリ?ナシ?
では最後に一番重要な
雪国で太陽光はアリ?ナシ?
という点ですが…
ここからは私の持論です。
始めに言っておきますが
太陽光パネルについて私は
賛成派です。
電気代が安くなるのは嬉しいですよね。
しかし
全ての人に勧められるかと言われると
Noです。
雪国である以上
太陽光以外にも
優先すべきことがたくさんあります。
その優先事項を全てクリアしたうえで
予算上余裕がある場合に限り
雪国での太陽光をお勧めします。
ぜひ今日までのブログを参考にして
太陽光設置について
検討してみてください。
まとめ
今日のブログは
雪国の太陽光アリ?ナシ?
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。
まさか3本も書くことになるとは
思いもよらなかったです(笑)
最近は十日町でも
太陽光に関心のある方が
増えてきているので
少しでも参考になれば幸いです。
もしも今回のブログを読んで
個人的に太陽光が合っているのか
気になる方は
お気軽にご相談ください。
私が以前勤めていた
長野県は
全国有数の晴天率を誇る地域だったので
結構な割合で太陽光パネルが
ついています。
十日町も
もう少し雪が少なければ
お勧めしやすいんですけどねぇ…(笑)
なかなか難しいものです。
家づくりで
気になることや
聞いてみたいことがありましたら
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それでは
また明日!