二代目ブログ【建築専門用語】断熱等級とは?
2024/08/31 建築専門用語
【建築専門用語】断熱等級とは?
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
来年の4月から
省エネ法改正に伴い
住宅に求められる性能が
グッと上がります。
ということで今日の建築専門用語は
断熱等級
についてお話していきます。
過去のブログを読みたい方はコチラから
2024年4月からの法改正とは?
まず最初にお伝えするのは
2024年4月から始まる
省エネ法改正のお話です。
私のブログでは何度か
お話していますが
2025年4月以降に
着手する住宅については
新たな省エネ基準に
適合させる必要があります。
2025年4月以降は
断熱等級4以上
の性能が求められるようになります。
断熱等級とは?
日本の断熱基準には
性能に応じて
1~7までの等級が定められています。
等級は数字が大きいほど
断熱性能が高いことを意味します。
最初にご紹介するのは
断熱等級1~3についてです。
断熱等級 | 性能基準 |
---|---|
断熱等級1 | 昭和55年 省エネ基準より以前 |
断熱等級2 | 昭和55年 省エネ基準と同等 |
断熱等級3 | 平成4年 省エネ基準と同等 |
正直断熱等級1~3については
断熱性能としては
かなり心もとない性能です。
また先ほど言った通り
2025年4月からは
建てることが出来なくなりますので
これから家づくりを考えている方は
特に覚える必要はありません。
重要なのは
断熱等級4からです。
断熱等級 | 性能基準 |
---|---|
断熱等級4 | 平成28年 省エネ基準と同等 ←2025年4月から最低基準 断熱等級5が設定されるまでの最高等級 |
断熱等級5 | ZEH水準の断熱基準 ←2030年から最低基準の予定 |
断熱等級6 | ZEH基準よりもさらに上の断熱性能 |
断熱等級7 | 現状日本国内で定められている最高等級 |
このような基準となっています。
ご紹介した通り
断熱等級4が2025年4月以降の
最低基準となりますので
必ず覚えておいてください。
断熱等級を決める基準
ではその断熱等級は
どうやって決めているのでしょうか?
断熱等級は
国が決めた
UA値(ユーエーチ)
と
ηAC値(イータ エーシーチ)
という二つの数値によって
決まります。
それぞれをものすごく
簡単に説明すると…
【UA値】
室内と室外の熱の出入りを
数値化したもので
断熱性能に直結する数値
【ηAC値】
太陽からの日射熱の入りやすさを
数値化したもの。
夏季の冷房効率に関係する数値
このようになっています。
これらの数値が
国の定めた基準値と比べて
どの等級になっているのかを調べます。
2025年4月以降は
この数値が断熱等級4の
基準値に満たないと
家を建てることが出来ないということです。
まとめ
今日のブログは
断熱等級
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。
この話はもう少し詳しく
お伝えしたいものになりますので
明日も引き続き
断熱等級についての内容を
書いていく予定です。
これから家づくりを考えている方は
明日もぜひ読んでください。
それにしても
今日は蒸し暑いですねぇ
ちょっと外で動いただけで
汗が滝のように出てくる…。
みなさんも
水分補給と塩分補給を
こまめにしてくださいね。
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それでは
また明日!