二代目ブログ【建築専門用語】標準計算と仕様基準
2024/09/28 建築専門用語
【建築専門用語】標準計算と仕様基準
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
今日は予約見学会で
1日現地にいます。
大規模リフォームの見学会なので
いつもと少し違う感じですが
少しでも参考になれば幸いです。
さて今日の建築専門用語ですが
少し前に省エネ適合についての
ブログを書きました。
今日はこのブログから
標準計算と仕様基準
についてお話をしていきます。
省エネ計算とは?
私のブログでは
何度もお話しているので
すでにご存じかと思いますが
一応書いておきます。
【省エネ計算とは】
建物の断熱性能や省エネ性能を
証明するために
建物の面積や使用している断熱材等をもとに
性能を計算し
数値として性能値を出すこと
ということです。
最近チラシでよく見る
断熱等級〇級!
UA値〇〇以上!
という数値は
この省エネ計算をすることで
出すことが出来ます。
省エネ計算の種類は2種類
省エネ計算のやり方は
2種類あります。
それが
標準計算と仕様基準
です。
簡単に言えば
標準計算が正規の計算方法で
仕様基準が簡略化した計算方法です。
それぞれどのようなものか
簡単に説明していきますね。
標準計算とは?
まず最初に正規の計算方法である
標準計算から。
この計算は
建物の面積
使用する断熱材
断熱材の厚み
断熱する箇所
窓の種類
等々
全ての数値をもとに
正確に出す方法です。
計算方法が複雑なため
少し時間はかかるのですが
正確に数値を出すことが出来るため
余計な断熱や省エネ費用が
必要なくなるのが大きなメリットです。
仕様基準とは?
続いて簡略化された
仕様基準についてです。
仕様基準とは
建物の面積は一切関係なく
使用する断熱材
断熱材の厚み
断熱する箇所
窓の種類
などの
使用する材料だけを
選定することで
断熱性能や省エネ性能を
出すことが出来ます。
つまり
計算が一切不要な証明方法となります。
つまり
使用する材料さえわかっていれば
誰でも省エネ性能を出すことが出来る
ものすごく簡略化されているのです。
しかし
簡略化されているがゆえに
ある程度の余裕を見て設定されているので
標準計算よりも
過剰な断熱等を行わなければ
性能値をクリアすることが出来ません。
どっちの計算方法がいいの?
結局のところ
どちらの計算をしたとしても
断熱性能・省エネ性能は
出すことが出来るので
どちらでも問題はありません。
しかし
同じ建物で
同じ仕様で計算した場合
数値としては
標準計算のほうが
高いものが出てきます。
より正確で
より良い性能を出したいのであれば
標準計算のほうが
よろしいかと思います。
なぜ仕様基準があるのか?
そもそも仕様基準が存在する理由として
標準計算ができない会社のために
用意されたものなんですね。
なので個人的には
今後は
標準計算をすることが出来る会社のほうが
より信頼して
工事を依頼することが
出来るのではないかなと思います。
水落住建では
標準計算で出すようにしていますので
正確な断熱性能・省エネ性能を
知ることが出来ます。
まとめ
今日のブログは
断熱の計算方法である
標準計算と仕様基準
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。
2025年からの家づくりは
必ずどちらかで
断熱・省エネ性能を証明する必要が
ありますので
来年以降で家づくりを考えている方は
どういった計算方法なのか?
そもそも断熱の証明をとったことがあるのか
聞いてみるといいかもしれませんね。
ちなみに今日明日で行っている
見学会の現場の断熱性能は
UA値0.52で
断熱等級5になります。
性能値としては
新築同等の性能値になりますので
冬は暖かく
夏は涼しい生活が
出来るようになるのかなと思います。
今は
時期的に体感は難しいかもしれませんが
また住み始めてから
お客様にも感想を
聞いてみたいと思います。
家づくりで
気になることや
聞いてみたいことがありましたら
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お気軽にお問い合わせください!
それでは
また明日!