二代目ブログ被災建築物応急危険判定士の講習を受けてきました!
2026/11/05 耐震
被災建築物応急危険判定士の講習を受けてきました!
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
昨日のブログの最後に
少しだけ書きましたが、
昨日は長岡でとある講習を受けてきました。
その講習の内容は
被災建築物応急危険度判定士
という認定を受けるための講習です。
果たしてどんな認定なのか?
今日は建築士の仕事にも関係する内容で
お話していければと思います。
被災建築物応急危険度判定士とは?
長ったらしい名前ですが、
どういったものなのか?
まずはみなさん
このような張り紙を見たことありますでしょうか?

これは、地震などが発生した際に
建物の状態によって貼られる紙で、
紙の色によって建物がどんな状態にあるのかを
示しているものになります。
もしかしたら
中越地震の時に見たことがある人も
いるかもしれませんね。
被災建築物応急危険度判定士とは
この張り紙を張る人のことを言います。
この判定士になるためには
・建築士など一定の資格を持っていること
・講習会を受けて認定証を交付されていること
これが条件となります。
私は、建築士の資格は持っていますが、
講習会を受けていなかったので
今回その講習を受けて、無事に判定士として認定証を
交付していただきました。
張り紙の色の意味と判定基準
では、張り紙の色と判定の基準について
簡単にご説明します。
まずは張り紙の色から
緑色:調査済み「この建物使用可能です」
黄色:要注意「この建物に入る場合は十分注意してください」
赤色:危険「この建物に立ち入ることは危険です」
大雑把に、このように分類されます。
黄色や赤色が貼られた場合は
どこかしらに危険がある、もしくは
倒壊の恐れがある建物になるので、
付近を歩く際や
建物の中に入る際には
細心の注意を払う必要があります。

続いて判断の基準ですが、
結構細かくあるので
代表的なものをいくつかご紹介します。
①一見して危険と判断される
建物が著しく傾いている、
建物全体が崩壊しているなどの
一目見て危険だと判断できる場合は
基本的には「赤札」が貼られる。
②近隣状況や地盤の状況
近隣の建物が崩れてきそう、
地盤が沈下していて建物が沈下している、
といった、建物本体ではなく
外的要因も判断基準となる。
③構造躯体の危険度
建物がどれだけ傾いているか、
基礎に被害がないか、
壁に大きなひび割れや脱落の危険がないか、
といった、建物本体の構造に関する要因で
判断をする。
④落下危険物に関する危険度
瓦がずれたり落ちたりしていないか、
窓ガラスが割れていないか、
外装材が落ちてくる危険がないか、
といった、構造以外で落下物の危険がある場合で
判断する。
実際はもっと細かくありますし、
木造、鉄骨造、コンクリート造といった
家の造りによっても判断が違いますので、
今日ご紹介した内容は
あくまで一例となります。
法的義務はないが…
私も知らなかったのですが、
実はこの札は
法的な強制力はありません。
あくまでも被災された方の
安全確保のために行っているものであり、
黄色札、赤札が貼られたからと言って、
「建物の中に絶対に入ってはいけない!」
というわけではありませんが、
立ち入りが危険と判断された建物になりますので、
むやみに立ち入らずに
市町村の担当部局にご相談していただき、
十分にご注意ください。
また、この調査結果は
あくまで一時的なものになりますので、
「緑色の札が貼られたから
何も問題ない!」
とも限りませんし、
「赤札だからもうだめだ!」
というわけでもありません。
また、応急危険度判定は
り災証明のための被害認定調査や、
保険金支払いのための損害調査とは別になります。
混同されないようお気を付けください。
専門技術者によるボランティア活動
この判定士は
建築士のボランティア活動になります。

災害時には県や市町村などから
協力要請があり、
参加可能な判定士が活動します。
実際に被災された方は
自分の家はどうなのか、不安でしょうがないと思います。
そういった方が
少しでも安心できるように、
また、
今後どういった対応をしなければいけないかの
判断をできるようにするためにも
私がご協力できる範囲であれば
活動に参加していければと思っています。
まぁ…
そんなことが起こらないのが
一番いいんですけどね。
まとめ
今日のブログは
被災建築物応急危険度判定士
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。
実際に活動に参加された方のお話も聞きましたが、
なかなか大変だそうです。
平均して1日10件以上見ることもあるし、
足元が悪いこともあるし、
暑さ、寒さで体力を消耗することもあるそうです。
それでも、建築士として
被災された方に寄り添えればと思っていますので、
有事の際には
できるだけご協力できればと考えております。
今回の講習は
個人的にはかなり参考になったことが
多かったなぁと感じています。
被災時だけでなく、
古家の下見の際にも
役立つなと感じました。
非常に良い講習だったと思います!
家づくりで
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それでは
また明日!