二代目ブログ雪国の耐震計算は他所とは違います!

2024/02/09 耐震

雪国の耐震計算は他所とは違います!

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

思いがけず
耐震のブログだけで
3本シリーズになってしまいました。

過去2本のブログを読んでいない方は
先にこちらからお読みください↓

今日の内容は
雪国ならではの
耐震の考え方をお伝えします。

過去のブログを読みたい方はコチラから

https://ameblo.jp/masashi-mizu

耐震性能の基準は「雪がないこと」

今までお話してきた
耐震の内容ですが

基本的に耐震基準の考え方は

雪がないこと

が前提です。


私たちが住んでいる十日町は
超豪雪地帯なので

一般的な地域とは
考え方が全く違います。

ではどのように違うのは
詳しく見ていきましょう。

屋根の上に雪があるということは…

ものすごく当たり前のことを言いますが

屋根の上に雪があるということは
それだけ屋根の上が
重くなっているということですよね。

だから皆さん
家がつぶれないように
大変な想いをしながら
屋根の雪下ろしをしていますよね。


では
そんな雪が大量にあるときに
地震が来たらどう思いますか?


屋根の上が重ければ
それだけ上が揺さぶられますよね。

つまり
それだけ倒壊の危険性が
上がるということです。

落雪式屋根なら安心だけど…

落雪式屋根であれば
雪が積もる前に落ちてくれるので
屋根の上には雪がない状態になります。

この場合は
標準の計算で問題ありません。


注意するべきなのは
耐雪式屋根の場合です。

耐雪式屋根の場合
屋根の上に雪を溜めておくので
通常の屋根よりも
極端に重くなります。


なので
耐雪式屋根の場合は

上に大量の雪があることを

前提に計算する必要があります

つまり
通常の計算よりも
より厳しい条件での計算になるので
求められる耐震性能も
高いものが求められます。


耐雪式屋根かつ
耐震等級3となると
かなりシビアな設計が
必要になってきますね。


そのかわり
雪がない時の地震については
メチャクチャ強いですけどね!

雪国のことをわかっている会社へ

当然このことは
設計士であれば
絶対に知っていることなのですが


怖いのは
設計と営業マンが別の場合です

言い方を選ばずに言うと

雪国ことを知らない
建築会社の営業マンが
そこまで気の利いたプランを
書くことが出来るのか?

ということです。


もしかしたら後から

この間取りでは
耐震等級取れませんでした!


となるかもしれませんよね。


だからこそ
こういった特殊な地域で家を建てるときは
私たちのような
地元の工務店に依頼した方が

その地域に合った
建物を提案することが出来ますよ

ということですね。

まとめ

今日までで
耐震性能について
結構なボリュームでお伝えしましたが
いかがだったでしょうか。

耐震性能は
後からどうにかしようとしても
なかなか難しいところです。

だからこそ
計画の時からしっかりと
検討してほしいですし

優先してほしいところでもあります。


耐震で迷われている方は
ぜひ参考にしてみてください。


私個人的には
耐震等級は2以上が
いいのではないかなと思っています。

ただ
最初のブログでもお話した通り
それぞれの優先順位や
予算の問題がありますので

必ずやってほしいというわけではありませんが

大切な家族を守るためにも
可能な限り
優先度を上げてほしいかなと思います。

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それでは
また明日!

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