二代目ブログ【ZEH】ZEH住宅の基準引き上げの可能性

2025/05/24 省エネ

【ZEH】ZEH住宅の基準引き上げの可能性

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

先日経済産業省の発表で
近い将来
ZEHの基準を現状よりも
引き上げる可能性があると
発表がありました。

ということで今日のブログは

今後のZEH住宅について

という内容で
お話をしていきます。

現在の基準と新しい基準(案)

では早速
現在のZEH基準と
新たに発表された
新ZEH基準(案)を
見比べてみましょう

現行基準新基準(案)
断熱性能断熱等級5断熱等級6
エネルギー削減率20%以上35%以上
設備条件ナシ高度エネマネ(※)+蓄電池

※高度エネマネについてはまた後日

こうやって比べてみると
新基準案は
結構厳しそうに見えますね。


もう少し具体的に
数値を見ていきましょうか。

断熱等級5と断熱等級6

まず大きな違いとして
断熱等級レベルが1つ引きあがることです。

新潟市や東京都の
暖かい地域で見てみると

断熱等級5=UA値0.6W/m2K

断熱等級6=UA値0.46W/m2K

となります。


今までの断熱等級5から
断熱等級6にするためには

窓ガラストリプルガラスにしたり
各種断熱材の厚みを
少し厚くすることで
クリアすることが出来ます。


ここまでは特段問題ないのですが
十日町市や津南町の
寒い地域で見てみると…

断熱等級5=UA値0.6W/m2K

断熱等級6=UA値0.34W/m2K

となります。

暖かい地域と比べて
断熱等級6の性能値が
一気に引きあがったのがわかると思います。


寒い地域で断熱等級6にするためには
トリプルガラスや断熱材を厚くするだけでなく
外張り断熱等の
付加断熱が必須となります。

ここまでやるとなると
費用負担が一気に上がるので
今まで気軽にできていたZEH住宅が

今後はかなり厳しくなるのではないかと
思われます。

エネルギー消費量の削減

エネルギー消費量の削減も
かなり大幅に引き上げられそうです。

今現在一般的に販売されている
省エネ設備機器にしても
エネルギー削減量は
せいぜい25%~30%程度が限界です。

そこからさらに
10%~5%引き上げるには
さらに高効率な設備機器や
高い断熱性能が必要になるだけでなく

場合によっては太陽光発電等の
再生可能エネルギーの搭載の検討も
必要になってきます。


先ほどお伝えした
断熱等級だけでなく
こちらでも必要な費用が増えそうなので
ますます厳しくなりそうですね…。

多雪区域はどうなるの?

今までお話してきて分かる通り
新ZEH基準(案)は
かなり高性能な建物が必要になります。


ここで懸念されるのが
私たちが住んでいるような
多雪区域はどうなるのか?
ということですね。

今までもそうだったのですが
多雪区域については
軽減措置が取られる場合があります。

それがどれほどの軽減なのかは
まだ全くわかっていませんが

もしも軽減措置が無いまま
新基準が施行された場合は
かなり厳しい時代がくると予想されます。

まとめ

今日のブログは
今後のZEH住宅について
という内容でお話しましたが
いかがだったでしょうか。


まだ現状では発表段階なので
いつ施行されるのか?
本当にこの案で行くのかまでは
決定ではありませんが

まぁ…おそらく近い将来なるのだろうなと
思います。


今後ますます
省エネについての案が
厳しくなってくることが予想されますので
今後家づくりを検討している方は
頭の片隅で覚えておくと
良いと思います。


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それでは
また明日!

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