二代目ブログなぜ窓が小さくて少ない?断熱性以外にも考えられる理由とは

2025/07/16 断熱・気密

なぜ窓が小さくて少ない?断熱性以外にも考えられる理由とは

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

子育てグリーン住宅の事務局から
昨日お知らせがありました。

その内容が
「まぁ…確かに…」
という内容だったので

詳しくお伝えしながら
その話に付随して

窓のサイズと数

についてお話をしていきます。

これからの断熱性能を考えるなら
ぜひ最後まで読んでください。

窓の補助金についての要件見直し

今回お知らせがあったのは
国交省・環境省が共同で出している
子育てグリーン住宅支援事業という補助金の
事務局からです。

お知らせ内容は

2025年9月15日以降に設置する

外窓・ドアにかかる要件見直しについて

このような表題です。

詳しい内容としては以下の通りです。

【補助対象じゃなくなる窓】

①新しく窓を設置する
②今の窓より大きくする設置する
③開口部の位置を変更して設置する
④交換前の窓よりも数が増える窓

これらの条件が
新しく設けられた理由として

改修の前後で住宅の総合的な断熱性能が

向上したとは考えにくいから

とのことです。


確かに
①~④の内容はどれも
断熱性能が落ちる可能性が高いものなので
見直しされてもしょうがない内容かなと思います。

断熱性能を上げるなら窓を見直す!

私のブログでは何度か
窓の断熱性能について
お話をしていますが
改めてご説明します。

建物の中で一番断熱性能が弱い箇所は
窓だということは
すでにご存じの方が多いと思います。

家全体の熱が逃げる総量を100%としたとき
窓から逃げる熱量はなんと

58%

になると言われています。


つまり
窓の数が多ければ多いほど
大きければ大きいほど
断熱性能が低くなるということが
容易に想像できるかと思います。

なので
補助金の①~④の内容が見直しされたんですね。


さらに
同じ面積だとしても
より多く窓が付いている方が
断熱性能は低くなるので

小さい窓を何個もつけるより
大きな窓を1つ付けた方が
断熱性能は高くなります。

窓が小さく少なくなる傾向に

最近の家は
窓が小さくて少ないよね

このように
言われる方が結構多くいらっしゃいます。

確かに昔のお家は
壁一面窓というお家も多くありますよね。

そういった方からすれば
確かに最近の家は
窓が小さくて少ないと思います。


その理由としては
ご紹介した通り

断熱性能の向上のため

です。

いくら今の窓が高性能だとしても
少なければ断熱性能が上がることには
変わりありません。


特に最近は
冬の断熱だけでなく
夏の日射の進入を抑えるという意味でも
効果が期待できます。

断熱性能以外のメリット

窓を小さく少なくすることで
断熱性能以外にも
メリットがあります。

①防犯性能の向上

窓が小さく少なくなれば
その分不法侵入の確率も低くなりますので
防犯性能の向上として効果が期待できます。

外から中の様子も
わかりにくくなりますしね。

②防水性の向上

窓を付けるためには
壁に穴をあける必要があります。

つまり
窓の数が多ければ多いほど
雨漏れの可能性が多くなります。

逆に窓の数が減れば
穴の箇所が減りますので
防水性の向上につながります。

③建築価格が安くなる

当然のお話ですが
窓は小さい方が安いですし
少ない方が安いです。

建築価格を抑える意味でも
窓のサイズと数を減らすのは有効です。

窓を小さく少なくすることで
断熱効果以外にも
様々なメリットがありますので
ぜひ覚えておいてください。

まとめ

今日のブログは
窓のサイズと数
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。

窓を少なく小さくすることで
様々なメリットはありますが
安易にすることは出来ません。

日当たりや風通しを考える必要もありますので
窓を小さく少なくしたい方は
最善の案をご提示させていただきますので
ぜひお気軽にご相談ください。


最近の方は
窓を開けない方も多くいますね。

かくいう我が家も
ほとんど窓を開けません。

この時期は
窓を開けると
逆に冷風が逃げてしまうので
あまり開けたくないんですよね…。

虫入ってくるし…
冬は冬で寒いし…。

そういった方はなおさら
窓を小さく少なくしても
いいかもしれませんね。

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それでは
また明日!

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