二代目ブログ【建築専門用語】上棟式の餅まきとは?

2024/07/06 建築専門用語

【建築専門用語】上棟式の餅まきとは?

みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。

今日の建築専門用語は
昨日の上棟式にちなんで

上棟式で行う

餅まき

についてです。

実は餅まきにも色々と
いわれがあるんですよ!

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https://ameblo.jp/masashi-mizu

餅まきの起源は平安時代!?

上棟式で行う餅まきの起源は
非常に古く
平安時代から鎌倉時代までさかのぼります。

当時行われていた

散餅銭の儀

という儀式が
起源だと考えられています。


当時は家を建てることが
大きな行事であったため
その成功を祈願して
神様に餅や小銭を奉納していたのが
始まりです。


それが庶民に広がったのが
江戸時代の頃で
上棟式と結び付けて
今の餅まきの形式になったと
言われています。

餅まきをする理由

ではそんな餅まきは
どんな意味があるのでしょうか?

主な理由としては
3つ挙げられます。

①災いを払う

家を建てることは
富の象徴であり
それを妬む悪霊や災いが起こると
考えられていました。

それらを払うための儀式として
餅まきをするようになったと
考えられています。

餅まきの起源になる
神様へのほうぼうの部分がコチラです。

②五穀豊穣を祈願する

餅は米から作られていますので
五穀豊穣を祈願する意味もあります。

これからの工事が何事もなく進み
完成した後も
住む人が豊かに暮らせますように
と祈願します。

③ご近所さんとのコミュニケーション

建替えでも引っ越しでも
ご近所さんや地域との交流は必須です。

これから工事をすることの挨拶と
住み始めてからもお願いします
という意味を込めて
餅まきをします。

また
お餅を拾うことで
施主から幸運を授かると言われていて
近所の人から幸福を受ける
という意味もあるそうです。

以上のような理由がありますが
現代で言えば
3つ目のご近所さんとのコミュニケーションが
一番大きな理由になるのかなと
個人的には思っています。

絶対にやらなきゃいけない?

お客様からよく

餅まきって
絶対にやらないといけないんですか?

と聞かれますが

決してそんなことはありません。


むしろ
餅まきという風習は
徐々に廃れていっている傾向にあります。

準備も大変ですからね…。

なので
無理に行う必要は全くないのです。


ただし
先ほど言ったような餅まきの理由もありますので
行うこと自体は
なんの問題もありません。

地域性などを考慮して
決められるといいのではないでしょうか。

まとめ

今日のブログは
上棟式の餅まきについて
お話しましたが
いかがだったでしょうか。

最後にもお伝えした通り
餅まきの風習は全国的に
非常に減ってきてます。

時代の流れなんでしょうが

昔からある風習が
無くなってしまうのは
少し寂しい気もしますね。

もしも余裕があるのであれば
前向きに検討してみてください。


私が小さい頃は
父親…会長が大工をしていたので
母親とお餅を拾いに
いった記憶があります。

あの頃は
結構色々なところで
餅まきしていたんですけどね~

寂しいもんです。

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それでは
また明日!

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