二代目ブログ落雪式屋根にしたい方必見!屋根の向きで変わる冬の暮らしやすさ
2025/09/19 リフォーム
落雪式屋根にしたい方必見!屋根の向きで変わる冬の暮らしやすさ
みなさんこんにちは。
水落住建の水落雅士です。
リフォーム検討中の方と
昨日お話をしてきました。
その際に
屋根の形状と向きで少し
意見の食い違いがあり
リフォームの計画が
検討し直しになりました。
雪国で屋根のリフォームをするのは
他地域と比べて
かなりシビアな話になるので
今日のブログでは
落雪式屋根にする際の注意点
をまとめてみました。
落雪式屋根にしたい!
毎年必ず

屋根の雪下ろしはもうできない…。
落雪式屋根にリフォームしたいんだけど。
このような
ご相談を受けます。

昔は雪下ろしをするのが
一般的でしたが
高齢化に伴い
ご自身が屋根に上がることが難しくなり
落雪式の屋根に
変えてほしいという方は
非常に多くいらっしゃいます。
しかし新築と違い
リフォームで屋根の形状を変えるのは
かなり考える必要があります。
屋根の形状
まず考えるのは
屋根の形状です。

今まで掘る式の屋根の場合だと
切妻や寄棟にしている方が
多いかと思いますが
落雪式にする場合
片流れ・切妻・棟違い
の形状にするのが一般的です。
最も効率的なのは
片流れですが
デザイン性や建物の形の関係で
切妻や棟違いにすることも
少なくありません。
ただし
切妻や棟違いにする場合は
それぞれの屋根の雪が
くっついて落ちない!
なんてことにならないように
雪割の取り付けや
少し高めの高低差を付ける必要があります。
雪を落とす向き
落雪式屋根を検討するうえで
もう一つ重要なのが
雪を落とす場所
についてです。

自分の土地が広くあり
どこに落としても問題ない!
みたいな状態なら
なんの問題もないのですが…
例えば
落ちた雪が
隣地に落ちる
道路に落ちる
駐車スペースに落ちる
このような場合は
注意が必要です。
特に
隣地や道路に落ちる場合
近隣トラブルや警察沙汰になる可能性も
十分あり得ます。
稀に

自分で毎日必ず除雪するので
大丈夫ですよ
という方もいるのですが
そういう問題ではありません。
そもそも
隣地や道路に落ちることが問題なのです。
隣地や道路と多少距離があって
常に井戸水などで溶けているならまだしも
まるで落ちることを前提に
計画を求められた場合は
基本的には工事をお断りさせていただきます。
近隣の方や道路の所有者(市や県など)から
確実な許可証をもらえれば
工事をすることも可能ですが
そうじゃない場合は
お断りしています。
落としたいけど場所がない…

そんなこと言っても
屋根に上がる人がいないから
どうしても雪の処理を
考えないといけないの…
という方は
融雪屋根の採用や
除雪の業者依頼を検討してみてください。
お金がかかってしまうことは
百も承知ですが
無理やり落雪式屋根にして
後々問題になったり
再工事なる方が
よほど大変ではないでしょうか。
無理にやろうとせずに
色々な可能性を考えたうえで
落雪式屋根への検討を
進めるようにしてくださいね。
まとめ
今日のブログは
落雪式屋根の注意点
についてお話しましたが
いかがだったでしょうか。
新築と比べて
リフォームの場合は
土地の大きさや建物の形を
考慮したうえで
屋根の形状を考えなくてはいけません。
安易に落雪式屋根にすればいいね!
というわけにはいきませんので
必ずプロに相談をしたうえで
話を進めるようにしてください。
水落住建では
毎年屋根の工事を行っていますので
気になる方はどうぞお気軽に
お声がけくださいね。
昨日の雨の影響で
急に日中も過ごしやすくなってきましたね。
朝晩は少し肌寒く
感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
夏の疲れが出る時期ですから
体調管理十分お気をつけて
お過ごしください。
家づくりで
気になることや
聞いてみたいことがありましたら
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それでは
また明日!